留学までの道のり 留学準備編② ビザ申請
全ての書類がオタゴ大学によって認証され、無事に選考を通過すると入学許可 Offer of Place が大学からメールで送られてきます。本当に嬉しい瞬間でした。まさに人生のハイライトです。
入学するのは2017年2月、入学許可を受け取ったのが11月ですからあまり時間がありません。大学への書類提出は全て完了し、入学後にパスポートのコピーを留学生用窓口で提出するだけとなりました。
注:こちらの情報は2016年時点の私の経験に基づくものです。VISAの種類や内容、審査基準は流動的に変更されます。常に最新の情報を公式ホームページで得るようにしてください。
ここからは入学手続きに向けてビザの申請をしなければなりません。
学生としてニュージーランドに入国するのでビザの種類はStudent VISAです。
Student VISAには種類があり、幼稚園生から大学院生まで提出書類が異なります。
2017年時点でのニュージーランドへ修士過程入学のために入国する外国人には週30時間のパートタイムでの就労許可も含まれています。スクールホリデー期間などバイトをすることもできるので比較的寛容な内容だったと記憶しています。
では私が実際に申請したForeign Fee Paying Student VISAの申請フォームを見てみます。
こちらがビザの申請用紙の表紙です。
現在はオンラインでの申請もできるようですが、私は郵送で香港のVISA申請局に郵送した記憶があります。この申請用紙の2ページ目に以下の通りチェックボックスに並んだVISA申請用提出書類が指定されています。
Applicants who are foreign fee paying students must provide
学費を支払い入学する学生は以下を提出しなければならない。
一番上のコラムには
Offer of placeとあります。入学許可証が必要です。
同じコラム内のチェックボックスは1つ以上チェックしていればいいので同コラムの
Returning student, pathway studentの項目は私には該当しなかったのでチェックはしません。
そして次に必要なのが学費の振込証明です。
こちらはOffer of placeが送られてきたメールに同様に添付されているかと思います。その内容に従い送金します。そのレシートのコピーを添付すれば良いかと思います。
自分で学費を支払う場合はこのチェックボックスにチェックします。
他の選択肢は海外の学費ローンや海外の政府により学費が支払われる場合(国費留学など)にチェックするようです。羨ましい…。
その次のコラムは
If you are already studying in NewZealand...となっています。こちらは1年以上ニュージーランドで勉強する場合にチェックします。私は1年目でPostgraduate Diploma(卒後ディプローマといいイギリス系の大学院では一般的です。修士の前段階の学位。)、2年目でMaster of physiotherapy(理学療法修士)を勉強しました。ですので2年目のVISA申請の際、こちらのチェックボックスにチェックをいれました。
※私は2年目のVISA申請はオタゴ大学内留学生センターにて行いました。学生ビザの場合は2年目以降は必要書類は全てオタゴ大学があるダニーデンで手に入ると思います。
その下のチェックボックスはPh.D.の学生用なのでチェックしません。
その次のコラムは航空券のコピーを求めています。
私は結局1年8ヶ月の間一度も日本に帰らなかったので片道切符を買うことを考えてみたのですが、往復のチケットの提出を求められました。結局は乗らなかったのでもったいないような気もしましたが、片道のチケットの値段は往復とあまり変わらないです。NZ airは定期的にチケットのセールをしてますので利用するといいと思います。
そして
その次のページからのセクションを必要なところのみ記載して行きます。
Section Aはパスポートの内容通りに記載します。
Section Bが連絡先の記入です。
ここまでは特に問題なく埋めることができるでしょう。
次のSection Cが問題です。
ニュージーランドの検疫が世界的にみても非常に厳しいことは有名ですが、結核に対しても同様の姿勢を貫いています。
日本はニュージーランドが指定する結核に感染するリスクのある国に指定されているので(私は経験的に結核患者に会ったことはないですし聞いたこともないのですが…)、指定された医療機関で健康診断を受けなければなりません。日本に6ヶ月以上滞在していれば同様の検査を受けなければならないようです。医療機関はニュージーランドVISA申請局の指定する医療機関でないといけませんのでVISAフォーム記入方法をくまなく探すか問い合わせる必要があります。検査費も高額で4万円程度したように記憶しています。
Section Dでは犯罪歴についてです。
24ヶ月以上ニュージランドで勉強する場合に警察で申請した無犯罪証明書が必要になります。私の場合は18ヶ月の予定でしたのでVISA申請では必要ありませんでした。
Section Fでは生活費を証明するための銀行口座残高の提出を求めています。
こちらは銀行の指定はないので銀行の窓口で英文の証明書を発行してもらいました。
Section H でサインをして、Section KでVISA申請費の支払い方法を選択し書類を全て提出し、VISA申請が完了します。
こちらも非常に手間がかかりますので時間に余裕を持って申請すると良いと思います。
そして入学願書の提出同様、こちらも全て自分で準備する方が英語の実践的な運用の練習になりますし、自信にも繋がると思います。ぜひご自分で挑戦してみてください。
提出が終わると後日VISA審査官から確認の電話がきます。ゆっくりと話してくれるので焦らず答えましょう。私はとても長い電話番号から電話が来たのでびっくりしたのでイエースを連発してしまいました。
以上VISA申請編でした。
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