留学までの道のり IELTS編⑥ スピーキング
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| 画像は関係ありません。子供が好きなもので…。でも正直、英語圏ではおしゃべりくらいでちょうどいいと思います…。 |
さて、リーディング・リスニングと比較的インプットが得意な私にとって初めて大きな壁として立ちはだかったのはスピーキング。英語を話すことに全く慣れていなかったためどう勉強すればいいのか本当に分かりませんでした。
日本に住んでいるとつくづく思うのですが日常生活で英語を必要とする機会がありませんよね。日本に住んでいるのだから当たり前かと思われるでしょうが、公用語である日本語のみ理解できれば日本全国津々浦々までなにも問題なく過ごせるというのは奇跡のような出来事だと思います。
余談ですが、現在ニュージーランドに住んでいる私には友人にインド人やアフリカ人がいるのですが、彼らの母国は他民族国家であり民族間や部族間同士の会話が成り立ちません。そのため第2公用語という位置付けでほぼ全ての人々が英語を話しています。もともと英語能力が高い上に自国内でも英語を話す機会が非常に多いようです。
私のクラスメイトであるインドから来た女の子は非常に英語能力が高く、IELTSはoverall8.5だと言っていました。実際に彼女のプレゼンテーションやアサインメントを見せてもらいましたが、ネイティブと比べても遜色のないレベルでした。
どちらが良いか悪いかということではありませんが英語を運用する機会が多いのは私は正直羨ましい限りです。お金を払わずに英語の勉強ができるのはいいですよね。
それはさておき、
IELTSスピーキング対策で効果的に点数を稼ぐにはどうしたら良いのか。
私が至った結論は…、
とにかく英語で話すこと。
非常に単純ですがこれがもっとも効果的だと思います。
独り言でもいいのです。使えそうなフレーズが目に着けば呟く。声に出してなんども読みます。会話文が多い文章などを音読するのも効果的だと思います。まずは英語を話している自分自身に慣れることです。恥ずかしがっていてはいけません。何も恥ずかしいことなどないのですから。
以下に私が実践した勉強法を記しておきます。
①BBC learning English
http://www.bbc.co.uk/learningenglish/english/features/6-minute-english
音声・トランスクリプトもダウンロードできますので何度も聞くこともできますし、実際に発音を真似して繰り返し練習することができます。とにかく英語で良く使用される言い回しや慣用句を丸ごと覚えてしまうのが良いと思います。イギリスBBC作成ですのでイギリス英語の勉強にもなります。IELTSはテスト前編がイギリス英語や旧植民地の英語(オーストラリアやインドなど)で収録されていますのでアメリカ英語で勉強するのは非効率です。
頭の中で日本語から英語に翻訳して文章を組み立てていると効率が悪いので瞬間的に英語が口から出てくるようになるのが理想です。BBCの教材は他にも多数あるのでご自分に合うものを探してみてください。
②Cambridge Vocabulary for IELTS Book with Answers and Audio CDを解く
https://www.amazon.co.jp/Cambridge-Vocabulary-IELTS-Answers-Publishing/dp/052170975X/ref=pd_sim_14_1?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=D43R9Z0RZSR55N8VS3M1
この参考書はCambridgeから出版されている公式の参考書です。題名にはVocabularyと銘打ってありますが、使える例文がたくさん収録されています。この参考書を完璧に解答できるレベルだとoverall6.5程度のスコアを達成できるようです。そのためこれに収録されている慣用句や単語レベルで話せばスピーキング6.5を達成できるということです。実際にはR・L・W・Sと幅広く出題されていますので他のバンドの練習問題としても優秀です。25のパートに別れていますので無理なく勉強可能かと思います。
この参考書には続編があるのでより高いレベル(IELTS7.5以上)を目指す方は試してみてもいいのではないでしょうか。
③外国の人を見かけたら話しかける。
単純ですがこれは本当に効果的だと思います。私は京都に住んでいたので外国人に出会うのに困ることはありませんでした。旅行者は現地の人との会話を楽しみたいと思っていることもありますし、もともとコミュニケーション能力は日本人より高いのでいきなり話しかけても大丈夫だと思います。ニュージーランドに来てからも度々思うのですが、彼らは非常に世間話が上手です。これは見習わないといけないなと常々思います。
アジア系の旅行者でも香港、上海、シンガポールや台湾の方は流暢な方も多く非常に勉強になります。良く日本人が気にするのが英語の発音だと思いますが、伝わればいいのでそれほど気にすることはないと思います。それよりも重要なのはフロー、話の流れや共感能力、批判能力なのではないでしょうか。小手先だけの会話だけでは無く、より自分が理解している言葉で相手を説得できれば高得点を狙うことができると思います。感性に頼らず理論的に文章を構築することが重要なのではないでしょうか。
何より、海外で生活すると頻繁に思うのですが彼らは英語でコミュニケーションを取ることを恐れていません。ネイティブはもちろんのことですが非ネイティブであっても同様です。彼らの感覚としては母国語ではない言語で話しているのだから多少間違うのは仕方ない、通じれば良いというスタンスだと思います。日本人は(私を含めて)間違うことを極端に恐れすぎだと思います。もちろん私も間違った言い回しをして笑われることは多々あります。でも笑われたら記憶に残りますよね。どんどん言い間違いましょう。その点で彼ら非ネイティブのアジア出身者の態度は大いに参考にするべきではないでしょうか。
英語を話すことを恐れない。英語を学習する上でこれが実は一番重要なことだと私は思います。
他にも実践してた方法があったと思うのでまた思い出したら追記します。では。


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