理学療法士としての留学先⑧ 完結編
さて、これまでIFOMPT(国際整形外科的徒手理学療法連盟)の基準に則りコースを開設している世界各国の大学について見てきました。
| オタゴ大学のアイコンである時計塔、この時は補修中 |
そして私が留学先に選んだのはニュージーランド、オタゴ大学でした。
理由は多々あります。
積極的理由としては…
⑴ ニュージーランドにとっても興味がある。
⑵ 世界大学ランキングである Times higher education(2017)で201から250位、QS world university rankingでは151位(2018)と教育レベルが高そう。
⑶ コース内容が修士論文とコースワーク両方を学べる構成になっており、修士修了後の進路も応用が効く。
⑷ オタゴ大学は理学療法士として世界的に有名なロビン・マッケンジー先生、ブライアン・マリガン先生、スタンリー・パリス先生の母校
⑸ 理学療法学科の歴史は100年を超えており、オタゴ大学はニュージーランドで最初に創設された大学、歴史がある。
⑹ 治安が良く人種差別が比較的目立たない。
⑺ ダニーデンはニュージーランド随一の学術都市。大学はもちろん、幼稚園や小学校から質の高い教育を受けることができる。
⑺ サーフィンもできる!
消極的理由としては…
⑴ ダニーデン(オタゴ大学)は、オークランド(AUT)よりも物価が安い。
⑵ 学費も比較的オーストラリアよりは安い。それでもかなり高額です…。
⑶ IELTSのスコアがOverall6.5(6.0 minimum in all band)で大丈夫。(オーストラリアは軒並み7.0以上)
⑷ オーストラリアでは一番海が近そうなUQ(クイーンズランド大学)でもゴールドコーストまで車で1時間程度、ちょっと遠い…。
と、こんなところでしょうか。
やはりお金と時間をかけるのですから、留学先に求めることは学術的にレベルの高いことはもちろん、環境が自分に合っているかどうか、安全で勉強に集中できるかどうかというのは非常に重要だと思います。
特に私のようにサーフィン大好き人間からすると、海が無い内陸の大学などに留学した場合、おそらくストレスで持たないだろうと判断しました。
理学療法以外に自分が没頭できるものが一つでもあれば、それを留学中も続けることが無理なく楽しんでできるのであれば、留学成功率はとても上がると思います。
私の場合、これらの理由でオタゴ大学を選びました。
無理なく落ち着いて勉学に励むことができて、結果的に大成功だったと思います。
留学は、オリジナルのスタイルを確立し実践することがとても大事なのでは無いでしょうか。
以上、理学療法士の留学先の選択についてでした。

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