Road trip to Dunedin⑤ Raglan ラグラン

東海岸のうねりは落ち着き次にサーフィンできるのはしばらく先になりそうとの予報。もう一度Pihaに戻ることも考えたのですがどうしても今回訪ねたい場所があったためそちらに向かうことに決めました。まだ購入予定の車は整備中、オークランドに納車に戻るのは3日後と決めました。


行き先はRaglan。サーフムービー、エンドレスサマーでもおなじみのニュージランドが誇るスーパーレフト。



Nathan Oldfieldが監督のThe heart and the seaという比較的最近のサーフムービーがあるのですが初めて観た時、Raglanのポイントブレイクにとてもひきつけられたのです。


この作品に出演するサーファーはみんな笑顔が素敵で心からサーフィンを楽しんでいるのが一目で感じられます。DVDを購入してから何度観たかわからないくらい気に入っていたので是非ともそのロケ地に訪れその波に乗ってみたいと思っていたのです。


そしてWhangamataからHamiltonを経由して一路Raglanへ。観光で有名なエリアは全て通り過ぎ目的地に到着。着いた初日からサイズは小ぶりなものの規則的に割れていく完璧な波!


Indicator to Whalebay
当たり前なのですが映像の中と同じ波が目の前でブレイクしています。


早速着替えてManubayで入水するとサイズが小さいのもあってかポイントブレイク特有のピリピリムードは皆無。みんな楽しそうに話しています。ローカルだけではなく旅行者と思しきサーファー達もそれぞれの国の言葉で楽しんでいます。


この光景は主に日本でサーフィンをして来た私には衝撃的でした。ビギナーもエキスパートもそれぞれのペースで、この素晴らしい波を心から楽しむ。単純だけど難しいと思っていたことが眼前で起こっています。


サーフィンは楽しい。当たり前だけどすぐに忘れてしまいそうになる最初の気持ち、サーフィンを始めた頃の純粋に波に乗ることを楽しむ気持ちを改めてこの地で感じることができました。


ついに自分のところにうねりが入って来てパドルを始めた瞬間、周りのサーファーは目で合図してくれたり、"Go"といってくれたり、ここでもサーファーの民度の高さをまざまざと見せつけられました。


初めて乗ったRaglanの波はものすごくスムーズ、レギュラーフッターの私には全てバックサイドの波ですがそんなことは気にならないくらいのロングライド。人生最長の波にいきなり乗れてしまいました。


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