ノーベル賞物理学賞受賞の中村教授のコメント

ノーベル物理学賞受賞の中村氏「日本は研究者から選ばれない。上意下達が過ぎる」
どうなる日本の科学(6)米カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授・中村修二氏https://newswitch.jp/p/11126

興味深い記事をネット上で見つけたため覚え書きを残します。

記事の中で中村教授が語ったエピソードの中で印象深い点がいくつかありました。
以下は記事から引用

−京大に准教授としてスカウトされて帰ってきた研究者は、『同じ研究室にもかかわらず教授との面会にアポが必要。直接連絡がつかない』と嘆いていた。日本の研究室は上意下達が過ぎる。米国は学生と教授が対等だ。もし研究で不正を強いれば、裁判になり、自分の首が飛ぶ」

引用終わり


米国の大学のことはあまりわからないのですが教授と生徒の距離感というのは私が通っているここオタゴ大学でも非常に近いと思います。


私が入学直後まず驚いたのが Professor に対してもファーストネームで呼ぶのが当たり前という風習でした。ニュージーランド全域でそうなのかオタゴ大学がそのような校風なのかは分かりませんが、かなりカジュアルではないでしょうか。


ちなみに娘の小学校では先生には必ず Mr. Ms. をつけて呼ばなければいけないようです。


また School of Physiotherapy にある教授の部屋のドアは在室されていればドアが少しだけ開けてあり訪問することができます。おそらくは Post grad student だけだとは思いますがいつでも頼ることができることで安心して研究・学習に励むことができるのではないでしょうか。


娘の部屋のドア 散らかってます 


私も海外で学ぶ身として、学生と教授が対等だというのは感覚的に理解できます。おそらくはそれがより良い研究成果や、より健康な研究室の体質を生み出し維持するのに最適な方法なのではないでしょうか。


初めてお会いする教授やドクターに Sir と呼びかけるとこちらの先生方は決まってこう言います。


No, no. Please call me 〜. (〜はファーストネーム)


恵まれた環境で勉強しているんだなーと改めて考えさせられた記事でした。


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