オタゴ大学 キャンパス


さて、今回はオタゴ大学のメインキャンパスであるダニーデンキャンパスをご紹介します。こちらはオタゴ大学が誇るシンボル、時計塔です。なんと建築されたのは1879年!当時の技術の粋を集めて建てられました。オタゴ大学はニュージーランド最古の大学ですので歴史を感じさせる建物があちこちにあります。雰囲気がありますよ。




よくパンフレットなどに載るのは上の構図ですが反対側から見てもいいと思います。ウィキペディアによるとこの時計塔はジョージギルバートスコット卿と言う方がイギリスのグラスゴー大学の建築に強い影響を受けて作られたそうです。




手前に流れているのがリース川です。この川はオタゴハーバーに流れ込んでいますので、季節になるとうなぎやサーモンが遡上してくるそうです!私は見たことはないのですが、地元の新聞に掲載されていました。大学内に川が流れていてサーモンを捕まえられるって、すごくないですか?

オタゴタイムス
Calculation brings luck on the Leith By Mike Houlahan




リース川を正面に見て右手にあるのがスタッフクラブ。こちらも古い建物で時計塔と同じ時期に建てられました。2階にはサンドイッチやバイキングが楽しめるレストランがあります。図書館周囲のフードコートよりやや高級ですので学生よりは職員や観光客向けでしょうか。修士過程の必須科目終了時にここで食事会があり、サンドイッチを食べたましたが美味しかったです。




反対側に見えるモダンな建物はセントデイビッドレクチャーシアター。ここで入学して初めての行事である、インターナショナルスチューデント向けのオリエンテーションがありました。よし、これから留学生活が始まるぞ、と気合を入れて向かったのですがとてもリラックスしたムードでその日行われたのは学校の各施設の説明とキャンパスツアーのみ、肩透かしを食ったのを覚えています(笑)。




リース川には魚だけではありません。鳥もたくさん集まってきます。鴨は日本にいるものと一見違いがないように見えます。




たくさんいます。時計塔前はお弁当を食べるのにもってこいのリラックススペースなのですが、鴨には要注意!かなりしつこく食べ物を狙われます。




舗装路にはこんなペイントがされていたりします。8と描いてあるようなのでもしかしたら他の数字もあるのかもしれませんね。歩きながら探すのも楽しいかもしれません。




設立当時の建物群を現代に残す一角です。ちょうど時計塔の裏側ですね。




オタゴ大学キャンパス内には巨木が多いですね。日本ではまずお目にかからない樹齢なんじゃないでしょうか。



右手の建物が時計塔、左側がジオロジースクールです。
時計塔を含めた歴史的建築群の中でジオロジーの校舎が最も大きいことからも、地質学が非常に重要な学問であったことが伺えます。これらの建造物は総じてDomestic Gothicと呼ばれており、材料の多くを近郊から集めて作られたそうです。石を積むだけでも大変ですよね。




やはりジオロジーの建物は格別にかっこいい。羨ましい。




アーチウェイビルディングのアーチ部分です。色鮮やかなポスターがいいですね。この建物はSchool of Minesが使用していたとのこと。現在も地質学専攻が使用しているのでしょうか。100年以上も機能するのはすばらしいですね。




アーチ部分の上には創立当初の学部を表した像が飾られています。これは数学ですね。他の像が何を表しているか考えるのも楽しいです。




とても豪華な作りです。当時でも相当のお金がかかったようですが、維持するのもおそらく大変なものだと思います。しかし古くなったから壊すだけではなく、美術品として保存する訳でもなく、実際に学生がその建物の中で学び成長していく場であり続けていると言うことはとても素晴らしいことだと思います。





こちらはアーチウェイのすぐ右側にあるインターナショナルスチューデントオフィスです。スタッフはとても親切丁寧。英語は癖がなく聞き取りやすいです。何か気になることや困っていることがあればとりあえず相談してみると解決策を考えてくれると思います。


真冬にここの地下に入ったことがあるのですが、女性スタッフは「寒くて大変よ。石造りだから暖房が効かないの。」とぼやいていましたが(笑)。


これらの時計塔周囲の建築群を囲むようにして各専攻のスクールビルディングが点在しています。アメリカの大学などに比べるとそれほど広くないので徒歩もしくは自転車で十分行き来できます。ちなみに私の専攻である理学療法学校舎はここから歩いて10分ほどでしょうか。そちらはまたの機会にご紹介したいと思います。


以上オタゴ大学ダニーデンキャンパスのご紹介でした。

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